インソールとは何?


 インソールとは簡単に言うと靴の中敷きです。

 二足歩行を行う人にとって、足と靴は身体を支える土台の役割を担っています。

 

 この土台のわずかな変化が、身体全体に大きな影響を与えます。

 したがって、身体の土台に影響を与えるものとして、

 インソールは大切な役割を果たすものと考えています。

 

 インソールは足を靴の中で安定させ、足の裏から足全体を支えます。

 足に合ったインソールを使うと、足を支えるという靴本来の役割を補助するだけでなく、

 姿勢のコントロールして歩行運動を改善し、快適な歩行をもたらします。

 

 快適な履き心地を求めたい方、足のトラブルを予防したい方など

 インソールはその目的により、選び方が異なります。

 足の痛みや変形の度合いが大きい場合は、足の機能の補助を考慮したインソールは効果的です。

 

 

 


足と靴とインソールの関係

靴が足に与える影響は非常に大きいです。

 

靴は足と一体となって身体の土台となります。

足の構造や機能に若干の障害があっても、

正しい靴を選択することによって、それをある程度改善することが可能になるのです。

逆に言えば、悪い靴を

選んでしまうことで

足の機能障害を引き起こす場合もあるのです。



例えば外反母趾の人は、とにかく柔らかい靴を選びます。

なぜならば、柔らかい靴であれば足と靴面との摩擦が

少なくなると思っているからです。

 

しかし、柔らかい靴だと一時的に靴面にあたる部分の痛みを

回避することはできても、外反母趾の人に必要な

足の固定や安定性を得ることはできません。

このため、外反母趾の変形自体はどんどん進行するという結果を

招いてしまいます。

 


本来、靴は足の機能を補助してくれるもののはずです。

こうした靴の役割をしっかり認識して、正しい靴を選ぶことが大切です。

また、インソールも足の機能を補助してくれる優れた道具です。

自分に合ったインソールを入れることでトラブルを改善できることも多く見られます。

 


インソールの効果

 

インソールの効果には代表的なものとして、痛み、疲労感、姿勢、

スポーツパフォーマンスの改善などが挙げられます。

 

痛みの効果については、特に徐々に痛みがでてくる場合に威力を発揮します。

外反母趾や、膝、股関節、腰のなどの症状に対しても、インソールによる改善や予防が

可能であると考えられます。

 


インソールは足の補助する道具、役割について

1)靴を補正する

 靴の悪いところを補います。

 踵まわりや土踏まずの部分が軟らかい靴、靴底の曲がり具合がおかしい靴などを

 補正することができます。

 

2)足の機能を補助する

  人にはそれぞれに足の形や歩き方などが違い、時には足の形の左右差があります。

 しかし、足の基本的な機能には共通点があります。

 人間の歩行運動や、足の基本的な機能を考えて作ったインソールは、

 快適なフィット感を生み出し、歩きやすくて疲労感を和らげることが可能になります。

 

3)運動を身体の各部分に正確に伝える

 身体の土台となる足はわずかな変化が

 膝、股関節、腰、背骨、肩、頭の位置まで変化させます。

 

 インソールを入れることにより関節の位置を

 変化させることが可能となります。

 


4)姿勢を制御する

 体全体の表面積に対して、足の裏の面積はおおよそ2%しかありません。

 そのわずかな面積なのにも関わらず、全ての体重がかかるのも足裏です。

 

 インソールを使って足裏に変化を与えることでバランスを整えて

 姿勢も改善させられることが可能です。

 

5)障害に対応する

 下肢の障害では、体重をかけなければ痛くないが

 体重がかかると痛みがでるということが多くみられます。

 この痛みの多くは、体重がかかることで関節が

 引き伸ばされたり、過剰な圧迫を受けたりして起こります。

 

 痛みの原因となる身体への負担を減らす方法の一つとして

 インソールの役割があります。

 


6)様々な運動特性に対応する

  ジョギング、バレーボール、サッカー、野球、ゴルフなどのスポーツ動作時の足の状態は、

 歩行時とは違った動きをします。

 それぞれの運動特性に応じた足の使われ方に合わせ、

 スポーツ用のインソールを使用することにより特性に応じた効果が引き出されます。

 

 

サロンドぐーでは、靴の中に装着するインソールは

お一人お一人その方の足のバランスにに合わせて作成いたしております。