靴底のお修理

 最近季節の変わり目で靴の入れ替えをされる方が多くいらっしゃいます。

 

ここ数年のコロナで外出を控えた生活が4年あまり続き、更にこの夏は猛暑によりまた外出出来ず靴を履く機会が極端に減ってしまいました。

久しぶりに靴を履くとパかっと靴底が割れたと最近お店に持ってこられる方が多くいらっしゃいます。

 

靴底のゴムの素材はポリウレタンを使用しております。

ウレタンという素材は、軽くてクッション性もあり、摩擦に強い為、スニーカー・革靴・登山靴など多くの靴の靴底に用いられています。

しかし、この素材、湿気に弱く、履いていなくても経年劣化してしまう特徴ももっているのです。

持込される多くの方は大切に靴箱にいれてなおしておきました~とか お出掛けしないので~と理由は様々ですが履かない間に化学反応をおこしてしまったのです。

そこで今回長持ちさせるコツを書いておきます

 

 

 靴の保管方法

定期的に履いて歩く

加水分解は空気中の水分と反応して起こりますが、履いて歩くと靴の中にたまった空気を押し出せるため、加水分解を防ぐことができます。

 

履いた後はケアする

汗や蒸れで湿気が溜まると加水分解の元になるので、履いた後はすぐに靴箱に入れず、さっと汚れを落として、1時間程度天日干しをしましょう。

天日干しは長く置きすぎるとかえって痛むので、長くても半日程度までにしましょう!

 

もし、底が割れてしまっても、終わりではありません。

ぐーでは、ほとんどの靴で、オールソール修理(靴底の全面張替え)ができるので、新しい靴底に交換が可能です(職人さんの手縫いになりますので有料になります)

期間は約1ヶ月のお預かりになります。

 

とにかく せっかくご購入いただきました靴ですので日常しっかり履いて頂くのが長持ちさせるコツです!